7.中小企業の顧客戦略~顧客階層別分類について

自社の商品をどの顧客層に提供していくかは、自社商品のブランド、販売価格等に重要な影響を与えます。そこでまず、顧客の階層区分と各階層の特徴をみて、つぎに、新商品投入時の戦略をみていきたいと思います。

顧客階層別区分と新商品投入時の戦略

1.顧客階層区分と各階層の特徴

階層特徴
スキニング層高額所得者層。景気動向に左右されない。
価格の鈍感。特定のブランドにこだわらない。
イノベーター層最高級品志向見栄張り。
価格には敏感であるがそのようなそぶりを他人には見せない
新商品への関心が強く、「先買い層」
フォロアー層周りが持っていると欲しくなる層
成長期の担い手
景気動向に左右されやすく、価格に敏感
ペネトレーション層安ければ買う層。価格で動く傾向が強い。
大売出し、特売に弱い
景品付き、オマケ付きに弱い

2.新商品投入時の戦略

<スキム方式>
スキニング層から新商品を投入していく方法
①一点集中主義戦略
顧客の絞込み⇒スキニング層⇒イノベーター層
会員制(インフォーマルなサークル作り等)
②高価格戦略
スキニング層⇒高額所得者、価格に鈍感。
イノベーター層⇒高級品⇒虚栄心をくすぐる。

<ペネット方式>
ペネトレーション層から新商品を投入していく方法
大量販売を狙う後発組の差別化戦略
大量生産、原価逓減商品⇒消費財、サービス用品
                ↓
             大量に安く売りさばく
             催し物、景品付きと併用

>継続するチカラ

継続するチカラ

「継続は力なり」
経営にも同じことが言えます。事業が継続するからこそ会社が発展し、その事業が承継されるからこそ会社が継続し、そして発展していきます。
有限会社コンサルティングボックスは、そのような事業の「継続」から「発展」へのチカラになってまいります。

CTR IMG