6.締め切り効果と宣言効果

「明日が今月の投稿の締め切り日です。原稿の誤字脱字、文章の手直しをする時間をきっちり取ってください。」と毎回事務所のスタッフに言われてしまうので、「今月の原稿は、締め切り一週間までに渡すので、修正・訂正をよろしく」と宣言。

そう言った手前、なんとか、原稿を締め切り前に仕上げなければとパソコンに向かったのですが、テーマをどうすべきか?思い悩んだ末、「締め切り」と「宣言」の効用について考えてみることにしました。

どんな仕事にも必ず、締め切りがあります。締め切りがあればこそ、その期限に向かって集中力を働かせ、仕事を達成できるのです。また、期限が明確でない仕事であっても、自ら締め切りを設けることで、仕事の効率化と高い達成感を味わうことが出来ます。

よく、仕事を頼むなら、忙しい人に頼めといいます。忙しい人は、いくつもの仕事を抱えていますが、それぞれの仕事に期限(締め切り)を設けて、効率よく仕事を片付けていくのみでなく、締め切りに向かって集中力をフルに発揮するため、質の高い仕事を達成します。一方、暇な人は、時間はいくらでもあるから、何でも後回し。仕事もだらだら、散漫で内容もお粗末になりがちです。

忙しい人は、決められた時間の中で仕事を成し遂げることがいかに重要かが分かっている、つまり時間の持つ価値を知っているので、時間を切る(締め切る)ことができるのです。仕事以外においても、人生設計において締め切りを設けることは重要なことです。

「何年、何月までに~をするんだ」と具体的な日付を入れて目標を決めていけば、その達成の確立は高くなります。明確な目標をもつことも重要ですが、それに期日を設けることを忘れてはいけません。時間はあっという間に過ぎていきます。また、締め切りは集中力を生み、目標の達成を促します。

目標を達成する上でもう一つ大切なことがあります。それは、「宣言」をすることです。「不言実行」が日本人の美学からすれば一番望ましいのでしょうが、自らにプレッシャーを掛けて、周りの協力も引き付けてしまうような、「有言実行」を心掛けてみることも必要ではないでしょうか。

巷には、所謂「成功本」が溢れていますが、その言っていることは、全て同じ。そのエッセンスを簡単にいってしまえば、「具体的な目標を立てて、それを周りに宣言をして、期限を切って、ひたすら実行すること」これにつきます。では、この原稿を書き上げて、新たな目標をもって次の仕事に向かうとしますか。

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継続するチカラ

「継続は力なり」
経営にも同じことが言えます。事業が継続するからこそ会社が発展し、その事業が承継されるからこそ会社が継続し、そして発展していきます。
有限会社コンサルティングボックスは、そのような事業の「継続」から「発展」へのチカラになってまいります。

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